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イタリア語検定”CILS”試験対策!

少し暖かい気候が続いていたのですが、今日からまた寒く、セントラルヒーティングを使うようになりました。明日からはまたコートが必要になりそうです。

寒くなると食べたくなるのが甘いもの・・・・。
フィレンツェで初めてマカロンを売っているお店を見つけました!
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チョコレート展などでは見かけたことがありましたが、私の知っている限りでは初めて。
今日はチョコレートを買ってしまった後だったので、今度試してみたいと思います。


さて、12月は各国でイタリア語検定試験CILSが行われます。
この時期、”CILSを受けるのですが、どうしたら受かるか、どのような勉強をしたら良いか教えてください。”という質問がちらほらとあるので、こちらに簡単ですがまとめておきたいと思います。

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CILSとは
シエナ外国人大学が実施している試験で、”外国語としてイタリア語がどのくらいのレベルなのか”を証明するもので、世界で通用します。

イタリア政府が認定する試験の中で最も有名で、イタリア外務省から公式に認定されているので、イタリアの大学に、入学する際CILS認定証(CILS DUE - B2)が必要な大学もあります。
そして、イタリアで就職をする場合、CILSDUEもしくは、CILS TREの証明を求められる事も。

レベルは上からQUATTRO(C2)外国でイタリア語が教えられるレベル・TRE(C1)イタリアで事務員として働くことが出来るくらいのレベル・DUE(B2)イタリアの大学へ入学出来るくらいのレベル・・・・となっています。

試験の内容は、ヒアリング・文法・長文読解・作文・質疑応答とスピーチの5つ(各20点)に分かれていて、全てにおいて11点以上、最低55点でないと証明書はもらません。

5科目のうち1つでも落とした場合、半年後と1年後の試験で再挑戦出来ますが、これも落としてしまうと、振り出しに戻り、5科目全てを受けることになります。
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さて、私が最後に受けたのは、もうかれこれ4年前なので少し傾向などが変わっているかもしれませんが、参考までに。

受けたのは、DUE(B2)・TRE(C1)・QUATTRO(C2)と毎年順々に受けていきました。
一番難しく6月に受けてヒアリングりを落としてしまい、1年後にヒアリングだけ再試験をして受かったのが最高レベルのQUATTRO(C2)。
でも、試験慣れしたからか、3つの試験の中では一番最高点でパスしました!

勉強のポイント
●ヒアリング
CILSのヒアリングの問題は、問題をゆっくり読む時間がないので、問題を速読みして理解出来るようにしておく。

2回聞くことが出来ますが、私は聞きながら、問題を読み回答していたので、これは訓練あるみ!

当たり前ですが、過去問題をひたすら解く。

耳を慣らす為、ラジオを毎日聞き、内容を把握できるようにする。
これは、ラジオをカセットにでも録音したのか、たまに酷い音声で、イタリア語の試験というよりは、聴音の検査なのではと思ってしまうこともあり、途中が聞き取れないところは想像しないといけない為(今はあるかわかりません)。
でも、イタリア人だったら少し聞こえない部分があっても、想像して内容を把握できる範囲なので、こういう訓練も必要だと思います。


●文法
これは、当たり前ですが、基礎からしっかりと文法を学ぶ。
前置詞、定冠詞はひたすら覚え、C2は直説法から間接法に直したりなどがよく出ていたなど、過去の傾向を見て、どんな文法が理解出来ていないといけないかを理解し、勉強すること。

穴埋め問題も過去の問題をひたすら解き、分からない単語は書き出し全て覚えておく。
レベルにより、どのくらいの単語力が必要かというのがあるので、出てくる単語は大体決まっています。

●長文読解
最高レベルC2は、無料で配っている新聞でいいので、毎日読むようにし、分からない単語を調べ覚える。
毎日これを繰り返すと、よく使われている単語は自然と頭に入ってきます。

他のレベルでは、そのレベルにあった色々な本を読む。子供用でもいいので、色々な単語力をつけておかないと、車の部分の名前など、普段、語学学校へ行っているだけでは使わない単語が出てきたりすると、何が書いてあるかさっぱり分からないということもある。

長文の並び替えは、色々な並び替えをすることで、コツがつかめてくる。しないと、自分で勝手にストーリーを変えていることが多々。

●作文
レベルによりますが、会社宛の手紙・友人宛の手紙・自分の考えを書くなど、過去の傾向を見て、同じような内容の文章を沢山書き、イタリア語が分かる人に直してもらい、それを何度も書き直したり読み返したりし、同じ間違えはしないようにする。

手始めには、簡単な日記、朝起きて、歯を磨き、朝食を食べ・・・等簡単な文章を毎日書くようにする。
とにかく、沢山書き、直してもらい、見直し、また書く・・の繰り返しで慣れるしかないと思います。


●質疑応答・スピーチ
質疑応答とスピーチを録音するようになっていて、質疑応答は試験官が色々と質問してくれるのでいいのですが、スピーチは、文法が多少間違えていても長く話すことが大切なようです。とはいえ、出来るだけ正しい文で話しましょう。

話の内容より、難しいイタリア語を使うより、重要なのは、簡単でも綺麗なイタリア語、話が続けられることなので、怪しい文法を使うよりも自分が確実にしっているフレーズを使うようにすることが大切。

以上、長くなりましたが、沢山の過去問題、そして、何度も同じ問題を解き、完璧に答えられるくらいにしておくのと、単語力、前置詞などをきちんと覚えておけばどうにかなると思います。






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by caianina | 2012-11-16 05:44 | イタリア語レッスン

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by caianina