初めてのお泊りとマスタークラス
2017年 09月 12日
急に気温が下がり秋の気配を感じるフィレンツェ。
昨日、夏休み最後の大イベントを終えてあっちゃんが帰ってきました。
今年の夏はどこへも行かなくてもいいから“ヴァイオリンのマスタークラスに泊りたい!”と懇願され、最後の最後まで迷い夫や先生と何度も話し合い、成長できるいい機会だからと参加させました。
なぜ迷ったかというと、生徒さんたちの年齢。
20名ほどの参加者の年齢は、中学三年生一人を除いては高校生、大学生、社会人。
フィレンツェの音楽学校、ジェノヴァの音楽学校、スイス、イギリスの生徒さんたちが参加し、とても魅力的な合宿ですが、高校生以上の参加者ばかりの中、小学生一人が泊まるのはどうなのだろうと、、、、。
しかし、去年初めて通いで参加したこの合宿、あまりにも楽しくて、もっと長い時間いたいから絶対に今年は泊まりたいと言い出したのでした。
今までずっとママかパパと一緒だったのに初めてのお泊りが8泊、しかも同年代の子はいないとなると、他の子たちに迷惑をかけないか、途中で帰りたいと言わないか、怪我をしないか、、、、。
性格的には頑固ですし、ヴァイオリンの先生に部屋割りをどうするか聞かれた時も、“小学生は一人だけ、他の生徒さんたちよりもベッドへ行く時間が早いので邪魔をすると悪いから一人部屋がいいかな、、、。”というほど、一人で寝るもの平気そう。
先生も大丈夫と仰ってくれたのと、自分から言い出したことに弱音は吐かないだろうと送り出すことにしました。
先生の配慮で隣には何かあったらいつでも相談できるし、一緒に寝に行ってもいいというお姉さん達のお部屋の隣にしてくれましたが、一人で全く問題なく寝ていたようです。
この合宿は、フィレンツェ近郊のワイナリーのヴィッラに宿泊し、朝はお庭でジャイロキネシスというストレッチのような講座から始まり、毎日レッスンを受け、最後の日にコンサートで練習の成果を発表するというもの。
あっちゃんの先生が主催し、教師陣はウイーンからもう一人ヴァイオリンの先生、ヴィオラはロンドン、チェロはジェノヴァから。ジャイロキネシスの先生はフィレンツェから。
国際色豊かな合宿では、スイス人の女の子とスイス人のお兄さんといっても恐らく社会人の人とは英語で色々と話したり、ドイツ語も飛び交うなか、ドイツ語も覚えたよと、簡単な単語を教えてくれ、ヴァイオリンだけでなく語学の勉強にもとても良い環境だったようです。
合宿中は、半分くらいの生徒さんは知っているので、男の子たちに混ざって一緒にサッカーをしたり、ヴィッラの大家さんと犬の散歩へ行ったり、一緒にブドウ畑へ行ったり、イチジクを探しに行ったり、庭の水やりを手伝ったりしていたり、他の生徒さんたちの室内楽の練習を聴いたり、音楽の話で盛り上がったり、、、毎日楽しく過ごしていたようです。
練習はというと、練習メニューを行く前日に一緒に作ったのですが、やはり忙しかったり疲れていてできなかったという日が多々だったようです。
何に忙しいかというと、先生の配慮で毎日2時間ほどのレッスン、ピアノ合わせがあったのもありますが、ワイナリーを訪問したアメリカ人グループの前で弾いたり、お昼と夕食前に男の子たちに混ざってサッカーで遊んだり、お友達になった子と話したり、毎日があっという間に終わってしまったようです。
最後のコンサートは、堂々と楽しそうに弾き、コンサートの後は夜更かしをし、次の日に眠そうな顔をして先生に送られてきました。
コンサート会場↓の中庭。
合宿では、知らなかった曲を聴いてあの曲とあの曲が弾きたいと、弾きたい曲リストが増えたり、室内楽のレッスンを聴講し、はじめに合わせた時にどのくらい酷かったかなど教えてくれ、とても有意義な時間を過ごしたようです。
この合宿を終えて、少しは成長したかというと、少し生意気になって帰ってきた気がするパパとママでした、、、。
これも成長なのでしょうね。
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一人っ子のあっちゃんの大冒険。
これまでのコンクール参加などなどで、自分の中で養ってきたものが開花したのでしょうね
昨年、日帰り参加で環境も把握したのでしょうね
ママは大変でしたが、こうなってみるとやりがいのある結果ですね
先生や周りの方がとてもかわいがってくださり、ものすごく楽しかったようです。私も子供に戻って参加したいと思ったほど。
去年は送り迎えが大変でしたが、今年は娘がいない一週間、夫と二人でお出かけが出来、私たちも楽しい時間を過ごしました!