暑かった夏が嘘のように過ごしやすい10月のフィレンツェ。
朝晩は寒くて羽織るものが必要ですが、日中は日差しがまだまだ強く、半そでビーチサンダルの観光客をまだ見かけます。
さて、6月に音楽学校から推薦されテレビのオーディションに参加し、2次審査にも呼ぶから来てくださいねと言われていたのですが、あまりにも期間が開いたので単なる挨拶だったのかなと思っていました。
ところが、9月に入ると、「ヴァカンスが終わり、そろそろ皆仕事に戻ってくるので第二次オーディションを開催します。3分以内で観客受けする曲のレパートリーを送ってください。コンクールに持っていく曲ではなくもっと簡単なもので結構です。その中から一曲選びこちらから弾いていただく曲を連絡いたします。」と連絡をいただきました。
連絡をいただいたのはオーディションの1ヵ月前。
丁度夏休みの合宿に参加していた時で合宿最終日のコンサートのデュオの合わせばかりしていたころでした。
合宿最終コンサートの曲は6月のテレビのオーディションが終わって始めたので、練習期間は約2ヶ月間。
その間、音階やら練習曲もどんどんと終わらせていかないといけなかったので、合宿コンサートに曲が間に合うのかどうかという時に次のオーディションのお話があり、オーディションに弾ける曲なんてないから辞退したほうがいいのかなぁと思ったのですが、あっちゃんは参加する気満々!
それならと、1ヶ月で仕上がる曲を探してみました。
今まで弾いた曲で3分以内でテレビ受けするものなどないというか、派手な曲は5分を過ぎるし、、、、色々と考えた結果、少しずつ練習を始めていたヴィヴァルディの冬、昔練習をしたパガニーニのカンタービレ、その他小さいころに弾いた曲、耳コピーで遊びで弾いてたパイレーツオブカラビアン、、、などを書いて提出しました。
私たちの中では、ヴィヴァルディに決定していて、その他の曲を選ばれた場合はお断りしようと思い、合宿中の先生に連絡し、ヴィヴァルディのレッスンもお願いしました。
合宿から帰って来てからは、暗譜に伴奏合わせにと忙しく過ぎ、オーディション当日!
今回はオーディション風景も撮影をするので、「撮影時にブランドのロゴなどが入っているものがないように」という契約書のようなものにサインをさせられたので、完璧主義の夫は片っ端からチェック。
私と夫の洋服はチェック済だったのですが、当日の朝、持っていくバッグにロゴが入っているとロゴを隠したり、あっちゃんが履いて行きたいというレギンスにロゴが入っていてロゴを隠すため裾を塗ったら足が入らなかったり、、、、と、朝からバタバタ。
神経質な夫は、お水のボトルのラベルまではがしていました、、、(バッグなどは控室に置いていけば問題なかったので、ここまでする必要は全くありませんでした)。
オーディション会場では、当日1度だけ合わせた伴奏者の方との演奏でしたが、物怖じせず上手に弾け、大分成長したなぁと感無量。
オーディション会場は撮影禁止、電車に乗り遅れると急ぎ足でローマテルミニ駅へ向かったので、撮った写真は駅の掲示板のみ!
本当に慌ただしい一日でした。
結果はというと、まだ早いので、また来年是非聴かせてくださいとのことでした。
確かに、観客を魅了させられる演奏にはまだほど遠いので、結果には納得です。
ヴィヴァルディは細々と続け、これからは12月初旬のフィレンツェ市でのイベントでの演奏に向けて新しい曲の練習です!
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