音楽学校のイベント - weekend musica da camera-
2018年 03月 06日
このイベントは、土曜、日曜日2日間にわたり、選ばれた学生達が色々な教室で室内楽コンサートをおこないます。
この音楽学校は、3,4歳の子供の教室から大学まであり、弦管、ピアノ科などのコースがありますが、特に室内楽が有名な学校で、小さいころから室内楽のレッスンがあり、この日は沢山のカルテットの演奏がありました。
お客さんはというと、大体弾く学生の親、友人なので、気持ち的に楽な演奏会ですが、人前で弾くというのはとても良い経験。
このイベントに向けて、皆どれだけ練習したことか。
まず、あっちゃんは、土曜日にギターとのデュエット“パガニーニ作曲 ソナタOP3、6番”を一曲演奏しました。
5分程度の短い曲ですが、この演奏会に向け、普通のレッスン以外に毎週のようにギターの子とのレッスンが入り、“走らない!ギターを聞きなさい!”と、何度言われたことか。
その甲斐があって大分上達したのではないでしょうか。
とはいえ、三連符のところがまだまだ走りぎみなあっちゃん。たまにギターと合わなくなるところがあったので、一か月後にある次の本番に向けてまだまだ練習は続きます!
そして、日曜日。
まずは合唱。
これはお楽しみの時間。
合唱の先生が、音楽は楽しむべき、あまり練習しすぎるのはよくないという先生なので、家での練習は殆どせず、曲の選択も映画の一曲だったり、ミュージカルの一曲だったり楽しい曲ばかり。
合唱の後は、“サラサーテ作曲 Navarra“の公開レッスン。
あっちゃんの先生が、過去に練習した曲をきれいさっぱり忘れてしまうあっちゃんの為、去年の夏の合宿で弾いた曲をわざわざ選択したのです。
1ヵ月前に楽譜を引っ張り出してきて弾いたら案外弾けていてビックリ!
公開レッスンの先生は、イムジチのコンミスだったマリアナ・シルブさんがいらっしゃる予定だったのですが、体調不良のため、急遽、音楽学校の芸術監督、チェロのアラン・ムニエ先生が指導することに。
合唱の後、他の公開レッスンを聴講してからのレッスン。
18時開始だったので、レッスン直前に“疲れた~。お腹が空いた~。”と言い始め、、、、。
レッスンで集中できるかドキドキしながら聴講していました。
一回通して弾いた時に一度止まってしまったので、やはり疲れていてもう集中できないのかと思ったら、相手の子が走りすぎてついていけなかったそう。
“空腹には負けずにちゃんと集中していたよ”と言った通り、その後は先生が言うことをすぐに直し、最後に一回弾いた時には見違えるような出来で、夫も私も大感激。
幼いと思っていたのですが、成長したものだと思った2日間でした。
Navarraは上手に弾けたので、来週のコンサートの前座で弾くことになりました。