ボッティチェリ、ミケランジェロ、レオナルドダヴィンチ、などなど、日本の教科書にも載るほどの有名な芸術家を世に送り出したフィレンツェ。
街中に芸術作品が溢れかえる作品を小さい頃から見て育つからか、それともただ単に娘が通ってきた公立の学校の先生方の芸術に対しての考え方なのか分かりませんが、幼稚園の頃からいつも美術の課題が凄いと思ってきました。
幼稚園では、ヴェッキオ宮殿やポンテヴェッキオを見学に行き、粘土でポンテヴェッキオを作ったり、小学校でクリムトやピカソの絵画を描いたり。
こんなに小さい頃からこんな素敵な作品を描けるなんて羨ましいと思ったのですが、中学生になった現在の課題も凄い!
娘は現在中学2年生ですが、日本では6年生。
私が6年生の頃と比べると、教えてくれるレベルがかなり違うと私は思います。
まず、下の課題。
きちんと物と物の距離を測り、正確に描く。
娘の美術の課題のお手伝い担当は私なので、私も一緒に描いているのですが、全てにおいて細かく測り、描いてみると、あら不思議!
なかなか上手に描けるではないですか!
ちょっと不細工だと思い、測ってみると数ミリ違っていて、それを直すと綺麗に!
私、高校までの美術の成績は良いほうで、美術は好きだったのですが、絵を測って描くことなんてしたことがなかった~。
全て測るから正確に描けるのか~と、今更ながら納得。
中学時代、イタリア全土の絵画コンクールで優勝したという夫に、中学生の頃、絵を描く時に測って描いていたか聞くと、当たり前だと。
どれだけ正確に測れるかというのもとても重要だそう。
知らなかった~。
更に驚いたのが、顔と身体のデッサン。
子供は身体の大きさ、顔のパーツなどの比率が分からないので、分かるためにとても重要な課題なのだとか。
この課題、確か私は高校生の時に、美術の先生が各生徒の写真をアップで撮ってくれて描いたけど、イタリアでは中学2年生(日本では小6)で教えてくれるのかぁ、、、。と。
こうやって比率を測ってデッサンするので上手に描けるらしい。
このように教えてもらい育つフィレンツェの子供たち。
もちろん、全ての子供が先生の教える通りに描かない(授業を聞いていない子も多々)のですが、美術が大好きな子はグングンと上達し、やがて素晴らしいアーティストになるのだろうなぁと。
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